突然ですが、保護者の皆様は、お子様の学習にどのように関わっていますか。
もちろん、お子様に全て任せている方もいらっしゃると思いますし、一緒に勉強に付き合っている方もいらっしゃると思います。
では、子どもの学習において、親のサポートはどの程度必要なのでしょうか?
親としての関わり方が子どもの学習意欲や成果に大きな影響を与えることは、多くの研究で示されています。
この記事では、親がどのように子どもの勉強をサポートすべきか、その具体的な方法について考えてみましょう。
目次
親のサポートが重要な理由
安心感と信頼感の提供
親が子どもの学習に関心を持ち、サポートすることで、子どもは安心感と信頼感を得ることができます。
これにより、学習に対する不安やストレスが軽減され、集中力が高まります。
学習習慣の形成
誰でも最初から自分でどのように勉強をすればよいかがわかる訳ではありません。
私もそうでした。
中学生になって、はじめての定期テストを迎えたとき、自分はどのように勉強をすればよいのかがわかりませんでした。
とりあえず、通っていた塾の宿題をやり、自学校の宿題やワークを進めるということをしていました。
しかし、第1回目のテストの結果はあまりよくありませんでした。
この結果を出した時から、母が勉強を見てくれるようになりました。
ではどのように勉強を見てもらったか。
まずはこちらの写真をご覧ください。
これは、私が中学の時に使用していたワークの回答冊子です。
印がついている部分が間違えた問題で、正の字が何周解き直したかということを示しています。
私が答えを口頭で答えていきます。
間違えたところの問題番号の所には母親がチェックを付けてひたすら繰り返すという方法です。
これだけでも非常にありがたかったのですが、学校のワークだけではなく、塾のテキスト、自分で買ったワークも全てこのような方法で何周も解き直しました。
さらに、これは社会ですが、理科、英語、技能教科、最後のほうには国語もすべてやりました。
テスト期間の1日の平均勉強時間は3時間程度、多い時には5時間ほどやっていました。
この勉強方法は、書く時間が無いので、ただひたすら考え、答え続けるという地獄のような時間でした。
当時の私は、「ここまでしなくてもいいだろ。」そう思っていましたし、辛くて、親と何回も喧嘩をした記憶があります。
しかし、この勉強方法が定着してくると、普段の勉強がとても楽になりましたし、もっと効率よくできるようになりました。
点数も30点近く上がりました。
このように、親が一緒に学習計画を立てたり、学習環境を整えたりすることで、子どもは自然と学習習慣を身につけることができます。
また、毎日の学習時間を決めることで、規則正しい生活リズムが形成されます。
モチベーションの向上
親が子どもの努力を認め、褒めることで、子どもは自信を持ち、学習意欲が向上します。
また、褒められることとは別に、小さな成功体験を積み重ねることで、私は「できる」という感覚を持つようになりました。
テストが始まる直前、普通なら不安と緊張が誰にでもあると思います。
しかし、私は全くありませんでした。
なぜなら、他の人より圧倒的に勉強をしていたという自負があったからです。
これだけやった自分が解けないのなら、他の人に解けるはずがないと思っていました。
このように、親につきあってもらい、何周もやったおかげで自信がついたのです。
これがモチベーションの向上につながったと感じています。
これが、私の親の勉強のサポート方法です。
しかし、これは誰にでもできることではないと思っています。
次の日に仕事があるにも関わらず、夜遅くまで付き合ってくれました。
今思えば、あれがなければ私はここまでこれなかったと感じます。
「さあ、今すぐこれを取り入れて!!」。
とは言いません。いえ、言えないのです。
ここまでの支援でなくとも、親が子供の勉強をサポートする方法はいくらでもあります。
今から具体的なサポート方法を紹介します。
具体的なサポート方法
共感と理解
子どもが勉強に対して感じている困難や不安に共感し、理解を示すことが大切です。
「どこがわからないの?」と優しく問いかけ、一緒に解決策を見つける姿勢を持ちましょう。
学習環境の整備
静かで集中できる学習スペースを確保し、必要な学習道具を揃えることが重要です。
整理整頓された環境は、子どもの集中力を高めます。
つまり、このような環境を整えるだけでも、子供の学習の手助けになっているのです。
ポジティブなフィードバック
子どもの努力や成果を具体的に褒めることで、自己肯定感を育てます。
「この問題、よく解けたね!」といった努力を褒めるような具体的なフィードバックが効果的です。
一緒に学ぶ時間を持つ
親子で一緒に勉強する時間を設けることで、子どもは安心して学習に取り組むことができます。
親が学ぶ姿勢を見せることで、子どもも学ぶことの大切さを感じるでしょう。
しかし、大人は仕事の忙しさもあることでしょうし、お子さんの勉強もどんどん難しくなってくるので正直大変ですよね。
なので、これは「出来れば」で良いかと思います。
注意点
強制しない
子どもに無理強いをすると、逆に学習意欲を失わせてしまうことがあります。
子どものペースに合わせて、無理のない範囲でサポートしましょう。
これは本当にそう思います。
僕はずっと言われ続け、勉強を強制的にやらされていました。
まったく勉強をしない人には言うべきだと思います。
しかし、追い詰めるように言われてしまうと、本当にやりたくなくなります。
言ってもやらない人は、それ以上言っても変わりません。
どれだけ、親がサポートしようとも、結局は自分がやるかやらないかなのです。
比較しない
他の子どもと比較するのではなく、我が子の成長を認めてあげることが大切です。
私の周りにも、やらなくてもできてしまうような人がいました。
それぞれ得意科目が違うように、持っているスペックも全く違います。
子どもの個性を尊重し、それぞれのペースで成長を見守りましょう。
まとめ
親が子どもの勉強をサポートすることは、子どもの学習意欲や成果に大きな影響を与えます。
しかし、私は勉強のサポートは必須ではないと思います。
先ほども言ったように、結局は自分の問題なのです。
学習意欲がある子供は何も言わなくても自分でやります。
本人のやる気がないのに親がサポートしても効果はありません。
ここで言いたいのは、やる気があるけど自分1人では何をしたらよいかわからないという子供に手を差し伸べてあげてくださいということです。
子供は、様々な考えを持っています。
時には、「え?」と理解できないようなこともあるかもしれません。
しかし、共感と理解を持ち、適切な学習環境を整え、ポジティブなフィードバックを与えることで、子どもは安心して学習に取り組むことができます。
親子で一緒に学ぶことだけがサポートではありません。
子供の行動を尊重し、子どもの成長を見守ることもサポートです。
子供にどうしてあげたらよいのかを考え、子供に寄り添いあって学習と向き合ってください。
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